コーヒー豆の保存方法について

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

みなさんこんにちは!
今回はコーヒー豆の保存について詳しくご紹介したいと思います。

コーヒー豆の保存で注意すること

コーヒー豆の具体的な保存方法をご紹介する前に、そもそもコーヒー豆の保存では何に注意をしなければならないのかをご紹介します。そんなことどうでもいいから、保存方法が知りたい!という方は目次から保存方法までスキップしてください☺

湿気を避けること

コーヒー豆の風味の敵その1は湿気です。焙煎されたコーヒー豆には、目に見えないほどの小さな穴が無数に開いており、まるでハチの巣のようになっています。このような「多孔質」なコーヒー豆は、その小さな穴に湿気を吸収しやすい特徴を持ちます。

多孔質なものの代表といえば、乾燥剤として有名な「シリカゲル」があります。お菓子や乾物などの袋に一緒に入っている「食べられません」のアレです。これは無数の穴が開いていることによって湿気を吸い取って、お菓子などの湿気を防いでくれる役割を果たしています。

少々横道にそれてしまいましたが、焙煎されたコーヒー豆はこのシリカゲルのように無数の穴が開いているため、大変湿気を吸いやすい状態になっています。だからこそ、極力湿気の少ない環境で保管してあげることが重要です。

酸素を避けること

金属が酸素と触れると「さび」が発生しますが、同じようにコーヒー豆も酸素に触れると次第に酸化し、風味が落ちてしまいます。

上でもお示ししたように、焙煎後のコーヒー豆には無数の穴が空いています。さらに、もしコーヒー豆を挽いた状態で保管する場合、コーヒーの粒が小さくなり、全体の表面積が非常に大きくなります。

実際は立体なので、これでは正確に説明しきれていないのですが…。イメージとしてはこの図のようなものを想像していただければと思います。

左側が挽いていないホールビーン、右側はそれを4等分に挽いたものです。すると、空気に触れる部分(表面積)が水色で示している分だけ大きくなっていることが分かります。この図ではたった4等分ですが、実際にお豆を挽くときには、おそらく何千もの小さな粒にするので、表面積が圧倒的に大きくなることが想像できます。

このように挽いたお豆では無数の穴が空いていることに加え、空気に触れる面積が大きくなっており、酸化による味の低下を避けるためには、空気に触れさせない保管の工夫が必要です。

光(紫外線)を避けること

コーヒーの敵の3つ目は「光」です。コーヒー豆も私たちと同じように、光を浴びると日焼けします。この日焼けによっても、コーヒーの風味は劣化してしまうのです。

日焼けというと、一番に浮かんでくるのは日光ですよね。もちろん日光を避けることは大事です!しかし、実は蛍光灯などからも弱い紫外線が出ているのです。コーヒーの風味を守るためには、日光だけでなく、蛍光灯などから発される光(紫外線)も避けてあげることが重要です。

熱を避けること

コーヒーの風味の敵、最後のひとつは「熱」です。

コーヒー豆の風味は、熱を加えることによっても失われてしまいます。夏場の暑い時期はもちろん、家電製品の近くを避けるなど、熱源のない涼しいところで保管することが大切です。

また、下記のミルご紹介の記事でも書いていますが、コーヒー豆を挽く際にも、摩擦熱が発生することがあります。摩擦熱の加わる時間は長くても数分とわずかですが、このようにわずかな時間でも、熱を加えることで風味が変化してしまうと言われています。

コーヒー豆のおすすめ保存方法

コーヒー豆は適切に保存することで、その美味しさを保つことができます。以下では保存したい期間ごとにおススメの保存方法をご紹介します!

短期保存の場合(~2週間)

コーヒー豆を、美味しさを保って短期間保存したい場合には、上でご説明したように「湿気」「酸素」「光」「熱」の4つを避け、適切に保管する必要があります。

最も簡単な方法は「買ってきた袋のまま保存する」こと

これにはいくつか注意点がありますので、順番にご説明します。まず、「買ってきた袋」というのは、スターバックスの豆袋のような「遮光性」の袋です。このような袋は、コーヒー豆の敵である「光」を遮ってくれます。

また、多くのこのような袋には外側からの空気を通さず、内側のガスを逃がす特殊な穴が空いています。そのため、開封後もしっかりとテープなどで口を止めることで、「酸素」「湿気」からもコーヒーをある程度守ってくれます。

あとはこの袋を涼しい場所で保管すれば、2週間ほどの短期間であればコーヒーを美味しく保つことができます。

適切な袋がない場合はキャニスターに移しましょう!

コーヒーを買ってきた袋が紙製で湿気を防ぐことができないものであったり、密閉が難しいものであれば、「キャニスター」に移し替えて保管しましょう。

キャニスターにもオシャレなものがたくさん売られています。今回は素材別のおすすめをご紹介します。

陶器製・ホーロー製のキャニスター

陶器やホーロー素材のキャニスターは、遮光性に優れ、におい移りの心配も少ないのが魅力です。
蓋がしっかりと閉められるものを選べば、湿度や酸素もしっかりと防ぐことが可能です。北欧風の見た目がおしゃれなものも多く、そのまま飾るのもいいですよね。

どちらも密閉でき、おすすめです!

金属製のキャニスター

金属製のキャニスターは遮光性に優れていることが特徴です。また、見た目もおしゃれで、カジュアルなお部屋にしたい方には、インテリアにもぴったりです。

一方で、ステンレス製のキャニスターは熱を伝えやすいというデメリットがあります。家電やコンロの近くを避け、涼しいところで保存しましょう。また、におい移りについても、陶器やホーローと比較すると起こしやすいので注意が必要です。気になるようであれば、袋ごとキャニスターに入れるのもいいかもしれません。

メリタ製のステンレスキャニスターは、シンプルかつスタイリッシュで、男性のお部屋にもなじみそうですね。

木製のキャニスター

木製のキャニスターも、同様に遮光性に優れています。またパッキンの付いているものであれば、湿気や酸素を防ぐこともできます。さらに、熱伝導率が低いので、外の温度が変化しても内側のお豆の温度は変化しにくいという点もGoodですね。

一方、木のキャニスターはにおいが移りやすいのがデメリットです。コーヒー専用の入れ物にしたり、袋ごと保管してにおい移りを抑えたり、工夫が必要かもしれません。

こちらのキャニスターは気密容器ではありませんが、パッキンもついており、空気に触れるのを防いでくれます。

避けたほうが良いキャニスター

ここまではおすすめのキャニスターをご紹介してきましたが、次に避けたほうが良いキャニスターをご紹介します。

ガラスのキャニスター

ガラスのキャニスターはとてもおしゃれで人気がありますが、コーヒーの敵である「光」を避けることができません。もしガラスキャニスターで保管したい場合には、キャニスターごと光の当たらない涼しい場所に置いておく必要があります。

プラスチック製のキャニスター

こちらもガラスと同様に、オシャレなデザインが多く人気がありますが、「光」を防ぐことができないというデメリットがあります。さらに、プラスチック製の容器は、におい移りしやすいという点でもコーヒー豆の保管にはあまり向いていません。

長期保存の場合(~2か月)

2週間では飲みきれない!ということもありますよね。そのような場合の保存方法についてご紹介します。

冷凍保存する

開封後のお豆の場合、冷凍保存をお勧めします。お豆は水分量が少ないので、カチカチになることはなく、凍っていてもそのまま挽くことが可能です。そこで、飲みたいときに必要分だけ取り出して、いつも通り挽き、コーヒーを抽出することができます。

冷凍庫の中は低温かつ真っ暗の状態なので、密閉容器に入れて酸素と湿気を防ぐことで、簡単に長期間美味しさを保つことができます。

ただし、取り出した際に結露がつき、湿気を含んでしまうことがあるので、出し入れの回数は最小限に抑えるのがベターです。もし、量がすごく多い場合には、小分けにして冷凍するほうが良いかもしれません。

未開封なら涼しいところでそのまま!

上でも触れましたが、お豆の販売時に入っている多くの袋は、長期保存に適した設計がなされています。「遮光性」「気密性」が保たれている状態であれば、涼しい場所でそのまま保管しましょう。気密性や遮光性に優れない袋の場合は、やはり、気密性の袋などに移して冷凍保存がおすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
皆さんのコーヒーの消費のスピードやキャニスターのお好みなど、皆さんのライフスタイルに合わせて、コーヒーを美味しく保存してお召し上がりください!

今回の記事が、その一助になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました☺

コメント

タイトルとURLをコピーしました