手鍋焙煎はじめました!

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みなさんこんにちは、Hachiです。
タイトルの通り、とうとう自宅で焙煎を始めてしまいました…㊗️

コーヒー豆の購入から、鍋選び、ハンドピッキング…初めてのことばかりで、最初は少し大変でしたが、自分で手間をかけて焙煎できたコーヒーは、愛着も沸いてなんだか飲むのがもったいないほどでした(笑)

今回は私自身の備忘録と、これから自宅焙煎を始める方にも何かの参考になれば…との希望を込めて、私が手鍋焙煎を始めるまでのことを書きたいと思います…

手鍋焙煎に挑戦したい…

コーヒーはお豆の品種や産地はもちろん、挽き具合や抽出器具など、様々な要素によって風味が変化します。私にとって、これがコーヒーの面白さの大きな要素です。

そこで、これまでは好きなお豆を購入してきて様々な条件を変えて抽出を楽しんでいたわけですが、とうとう「焙煎での風味の変化も楽しみたい…」との思いが溢れ、今回自宅での焙煎にチャレンジすることにしました。

準備したもの

焙煎を始めるにあたって、まずは以下のものを揃えました

・16cmの片手鍋(テフロン加工されていないもの)
・ガラス蓋
・デジタル温度計
・金属製のざる×2個

どれもキッチン用品が販売しているお店で購入が可能なものばかりです。

■片手鍋・ガラス蓋
樹脂加工がされていない片手鍋と、ガラス製の蓋の組み合わせはなかなか見つけられず、「ダイソー」にて購入しました。

Hachi
Hachi

温度が200度越えになるので、耐熱温度に注意して選んでくださいね!

■温度計
温度計は不要とおっしゃる方もいらっしゃいますが、個人的には必須だと思っています。ただ、温度計の購入には実はけっこう苦労しました…


初めはバーベキュー用のねじで止めるタイプのものを購入し、鍋蓋の取っ手を外して付け替えることを想定していたのですが…なんと温度計の棒部分が太すぎて設置できず…😭

再度しっかり測ってAmazonで購入したにもかかわらず、なぜかまたも入らず(Amazonの商品説明を読む限り入る太さのはずだったのに…)皆さまもどうかご注意ください…!

最終的には、測定部がとても細いデジタル温度計を購入し、鍋蓋の空気穴に差し込むことにしました。

鍋蓋の開け閉めの際にずれてやや不便ですが、今のところ大きな問題なく焙煎できています👏🏻

■ざる
ざるについては金属製であれば(200度越えの温度に耐えられるものであれば)自宅にあるものを使用しても構わないと思います。私は2個用意し、冷却に使用しています!

ネット等で検索すると、コーヒー豆焙煎用の網や、専用鍋も販売されているようです。

これらは、この商品だけを買えば焙煎を始められるので、もしかすると最初の最初はこれらの商品を利用するのが良かったのかもしれません。


ただ、今回は自宅キッチンでの焙煎ということで、チャフが舞うと掃除が大変になってしまうことや、焙煎初心者だからこそ豆の様子を見ながら焙煎を行いたいという理由で、普通の片手鍋+ガラス蓋にて焙煎を行うことにしました!

生豆の購入

さて、焙煎できる環境がととのったら次はいよいよ生豆の購入です。
と言っても近所に生豆を売ってくれそうなお店もなく…今回はネット販売されているお豆を購入ることとしました。

参考にさせていただいたのは、「アフロの焙煎屋」さんが運営されているこちらのサイトです。

ご紹介されている各サイトを見たのですが、やはり最初は練習ということで、コスパを重視し、1番のおすすめと紹介されている松屋珈琲さんでお豆を購入することにしました。

初めてのお豆に選んだのは、「ブラジルショコラ」です。
加工法はナチュラルで、公式サイトでは「ナッツ、チョコレートのようなフレーバー、ゆっくりしっかり成熟した上質なコーヒー」と紹介されています。

1kgは多いかな…と思っていたのですが、何度かに分けて焙煎練習するには、ちょうどいいサイズだったなと思います。この先色々なお豆を試したくなった場合には、もしかすると少し多く感じるかもしれません。

にしても、普段250gで1500円ほどでコーヒー豆を購入している一般消費者としては、生豆の1kg 1500円という安さに驚きました…。

松屋珈琲さんは生豆の販売店さんのなかでも特にコスパが良いとの評判のお店なのですが、生産者さんや松屋珈琲さんは収益があるのだろうかと心配になるほど、びっくりの安さです😯

ハンドピックに挑戦

焙煎の準備が整い、生豆も入手できたということで、つぎにハンドピックに挑戦しました。

ハンドピックというのは、生豆に紛れてしまっている「欠点豆」と呼ばれる豆を、一つずつ目視で確認して取り除く作業のことです。

過発酵のお豆や、虫食いのお豆、未成熟のお豆などはコーヒーの風味を損なう原因になってしまうため、この段階で取り除くことは、コーヒーの出来に大きく影響します。

ハンドピック未経験のため、ちゃんと見分けられるか不安だったのですが、時間はかかるものの何とかそれなりに欠点豆を取り除けたのではないかと思います。

今回取り除いた欠点豆の一部をご紹介します!

■虫食いのお豆
おいしいお豆ということなのかもしれませんが、雑味の原因になるので取り除きます。

■欠けてしまったお豆
これも雑味やカビ臭の原因となるため取り除きます。

未熟豆
大きなしわがあり、いびつな形をしています。不快な風味の原因となるため取り除きます。

発酵豆
普通のシルバースキンが残っているコーヒー豆は、白っぽいシルバースキンなのですが、一部の発行しすぎてしまったお豆では、このように茶色っぽく変色してしまっています。酸味の原因となるため取り除きます。

ハンドピックは慣れが必要な作業ですが、ビギナーであってもある程度はきちんと取り除くことができます!ただし、少々時間はかかります!

今回ハンドピックの際に参考にした本はコチラです↓

コーヒーの生産から抽出まで科学的に説明しておられ、私の愛読書となっています!
コーヒーについて、「どうしてこんな味になるんだろう…」と疑問に思っていらっしゃる方にはぜひおすすめの一冊です。

いざ焙煎!

今回は初めてということで、まず水洗いはせずに焙煎を試してみることにしました。
(結論から言うと水洗いはしたほうがクリアな味わいになるようでした)

予熱する

まず、お鍋を予熱するため、お豆を入れずに蓋をして火にかけます。
温度計を見ながら、160度まで加熱しました!

お豆の投入!

いよいよお豆を投入します。今回は100gの生豆を焙煎しました。
160度まで熱したお鍋は、生豆を入れることでいったん温度が低下します。
お豆を入れてゆすっていると、だんだんと温度が上がってきて、お豆の水分が蒸発し鍋が曇り始めます。

~1ハゼまで

火力は中火くらいで、焦がさないように常にゆすりながら温度を上げていきます。まずは160度くらいを目指してじわじわと温度を上げていきました。このとき焦げるのを心配し、温度が低い時間が長くなってしまったのが、今となっては反省点です。

160度くらいに達したら、よりじっくりと180度くらいの温度を目指してあげていきます。急激に温度が高くならないよう、適宜蓋を開けて蒸気を逃がしながら鍋を振ります。

一生懸命振りました…😂

180度になって少しすると、お豆がポンポンと音を立てはじめ、香ばしい香りが漂ってきました。このポンポンとお豆が膨張することを「1ハゼ」と呼びます。

1ハゼ~取り出しまで

1ハゼが収まるあたりから、再度温度を上げていきます。今回は2ハゼの手前で上げたかったので、200度に達しないくらいの温度を目指しました。

190度後半くらいまで温度が上がってしばらくして、色の様子を見てコーヒー豆をざるに取り出します。

冷却

ざるに取り出したお豆を振り、それ以上焙煎が進まないようにすぐに冷却します。
ファンなどで風を送る方法が一般的ですが、チャフが舞うのを極力避けるため、今回は2つのざるを両手に持って、お豆をざらざらと左右に移動させることで冷却しました。

このようにすることで、ざるの移動時にチャフも簡単にふるい分けることができ、大変おすすめです!

この作業をキッチンのシンクの上で行うことで、後片付けもとても簡単にできました!

完成

今回焙煎が完了したお豆がこちらです。

味は美味しかったのですが、かすかに生豆感というか、青い植物の風味を感じるコーヒーになりました。焦げるのを恐れすぎて温度をなかなか上げられなかったこと、水洗いをしなかったことが主な原因かなと考えています

Hachi
Hachi

ちなみに、この次の焙煎で水洗いと、温度をためらわずに上げることを試したところ、青い風味はなくなり、カカオのような甘みを引き出すことができました!!!

まとめ

食べ物って何でもそうだと思うのですが、コーヒーも、より上流で何かを変えるほうが、味や風味に大きな影響を与えます。例えば抽出時のドリッパーの種類よりも、コーヒー豆の加工法をナチュラルから水洗式に変えるほうが、劇的に味が変わるようなイメージです。

焙煎はこれまで楽しんできた抽出の段階と比べて、より上流の段階にあるので、コーヒーの味に与える影響もより大きくなると考えます。

だからこそ、失敗するとちょっと辛いですが、変化が感じられてとても面白いなと思いました!
これからも色々と試しながら、よりおいしいコーヒーの焙煎を目指していきたいと思います。
適宜ブログでもご紹介できればと思っています。

最後までご覧いただきありがとうございました。
Have fun your coffee☺

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