アラビカ種とロブスタ種

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缶コーヒーなんかでも最近は「アラビカ種100%」なんて書いてあるものもありますよね。なんとなく、美味しいのかな・・・なんて思っている方も多いのでは?

今回はコーヒー豆の2大品種「アラビカ種」と「ロブスタ種」についてご紹介します。

そもそもコーヒー豆ってどんなおまめ?

コーヒー豆が植物の種であることは、きっとみなさんご存じかと思います。

コーヒー豆は、コーヒーノキの種子です。コーヒーノキはアカネ科の植物で、上の写真のようなジャスミンの様な花を咲かせ、「グミの実」のような赤い実を付けます。このことからコーヒーの実は「コーヒーチェリー」と呼ばれています。
この実のなかに入っているのが種子、コーヒー豆です。

私たちはこのおまめを加工して、さらに焙煎して、コーヒーとして楽しんでいます。

コーヒー豆の種類

さて、タイトルにもなっているコーヒー豆の種について。

コーヒー豆には「三大原種」と呼ばれる商用の3つの種があります。
アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種です。
このうちリベリカ種は、主にフィリピンやマレーシアで生産・消費されていますが、他の2つと比較して流通量はごくわずかです。

そこで、今回は世界中に流通するコーヒー豆のほとんどを占める、「アラビカ種」と「ロブスタ種」について詳しくご紹介します。

アラビカ種

 アラビカ種は正式には「コフィア・アラビカ」という品種です。洗練された風味が特徴で、世界中に流通するコーヒーの約60%を占めています。品種改良などにより、様々な品種が作られ、それぞれが個性のある豊かな風味を持っています。ブルボン、ゲイシャなどの高品質と言われるお豆も、このアラビカ種に含まれる品種です。日本のカフェなどで取り扱われるコーヒー豆も、多くはこのアラビカ種です。

 また、カフェイン含有量が、お豆の重量当たり約1%と、ロブスタ種と比較して少ないという特徴も持っています。

 このように、その美味しさから人気のアラビカ種ですが、一方で、一般的に栽培が難しいという問題があります。アラビカ種はコーヒー豆で起こる「さび病」などの病気に弱いほか、害虫の影響を受けやすいと言われています。さらに、アラビカ種は標高の高い(およそ900m以上)昼夜の寒暖差の大きい、限られた地域でしか育てることができません。

 このような背景から、アラビカ種のコーヒーは一般的に高価格で取引されます。

ロブスタ種

 ロブスタ種は正式には「コフィア・カネフォラ」という品種です。アラビカ種と比較すると風味の洗練度が低いため、缶コーヒーやインスタントコーヒーなど、加工製品に多く使用されています。世界中に流通するコーヒーの約40%を占めています。「ロブスタ」は強いという意味の「Robust」に由来します。これは、ロブスタ種のコーヒーノキの堅さを表しています。カフェイン含有量はアラビカ種の約2倍で、コーヒー豆の重量の約2%程含まれています。

 ロブスタ種は、アラビカ種と比較して風味は劣るものの、病気や害虫に強く、低地でも栽培できるというメリットを持ちます。さらに収穫量も多く、比較的安価で取引されています。

まとめ

アラビカ種ロブスタ種
生産量世界の生産量の60世界の生産量の40
風味より洗練された風味洗練度が低い
生産地標高の高い
(比較的気温の低い)地域
標高の低い
(比較的高温の)地域
カフェイン含有量豆の重量の約1%豆の重量の約2%
病気などへの耐性比較的弱い比較的強い
価格帯高価格帯低価格帯

今回は、様々な点で異なる特徴をもつアラビカ種とロブスタ種の2つの商用品種についてご紹介しました。それぞれのメリット・デメリットが活かされて、栽培され、流通しているのですね。ぜひ、町でコーヒーを見かけたら、アラビカ種かロブスタ種なのかチェックしてみてください!あ、これは低地で栽培されて、ここにやってきたのかな・・・なんて想いを馳せてもおもしろいかもしれませんね。

最後までご覧くださってありがとうございます☺

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