ビジネスと人生の「見え方」が一変する!?生命科学的思考

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みなさんこんにちは、Hachiです。
みなさんは、自分の遺伝子を調べてみたいと思ったことはありますか?
自分と他人とは見た目も、運動能力も、性格も、病気のかかりやすさも…全く違うように思えますが、実は人間であればみな99.9%同じ遺伝子を持っており、たった0.1%の差違が私たちの違いを生み出しているそうです。

今回は、そんな遺伝子の違いを検査する会社である「株式会社ジーンクエスト」を設立した高橋祥子さんの著書である「生命科学的思考」を読んでみました!

(そのまえに…)株式会社ジーンクエストとは?

株式会社ジーンクエストは、私たちの遺伝子情報を解析して、健康リスクや体質の遺伝的傾向、祖先のツールなどの情報を提供してくれるサービスを行う会社です。

専用キットで自分の唾液試料を送ると、マイクロアレイを用いて遺伝子の個人差を解析を行い、様々な特徴やリスクなどの情報を返して下さるそうです!

Hachi
Hachi

がんなどの疾患はもちろん、肌質や太りやすさもわかってしまうとのこと!
PRでは全くないのですが、個人的にもとても気になります!!

生命科学的思考とはどんな本?

さて、本題の「生命科学的思考」ですが、こちらは高橋さんが生命科学の研究をする中で感じた「生命の原理原則を客観的に理解したうえで、主観的な意思を活かして行動することの重要性」を具体例を交えながら書いておられる本です。

ジーンクエストの説明では、遺伝子検査によって自分自身の生まれ持った様々な特性が明らかになるということを書きましたが、皆さんもご理解の通り、遺伝子によって人生が決まってしまうわけではありません。

太りやすい体質ということが分かれば食生活に気を遣うことができますし、がんになりやすいのであれば積極的に定期健診を受けることもできます。このように遺伝子からの特性を客観的に理解し、意図的に抗い、思考し、行動することで私たちは課題を解決しながらより良い人生を送ることができるはずです。

生命科学的思考ではまず生命原則とは何か、生命原則に抗うという新たな考え方について書かれています。そして個人の人生や、さらには社会にどう生かしてゆくことができるかについて説明されていました☺

面白かった・学びになったポイント

非効率な「感情」の意味

本書では、なぜ私たちが「感情」を持っているのか、どう付き合っていけばよいのかが書かれています。美しいものに感動したり、美味しいものに笑顔になったりと、感情があることは素敵なことですが、怒りや恐怖のような感情は時にトラブルを生んだり、コントロールするのに苦労したりすることもありますよね。

Hachi
Hachi

私は緊張しいなので、何か大きなことが迫ってくると、
よく不安でいっぱいになります~泣

そんな素敵で厄介な感情も、「生命の生存戦略上有利だから」遺伝子に組み込まれていると高橋さんは綴っています。

だからこそ、怒りの感情が湧いてきたとき、寂しい気持ちになったときなど、「マイナスな気持ち」になったときには「自分が感じている」のではなく「遺伝子に搭載された機能が正常に働いているのだなぁ」と考え、感情の原因に客観的に目を向けると良いそう。

ついついマイナス思考になってしまいそうなときには、ぜひ取り入れたいなと思った見方でした!

多様性の本質は「同質性」にある

現代社会では多様性や、Diversity、DE&Iといった言葉がよく聞かれ、共通点の多い人ばかりではなく「違いを持つ人」が集まることでより良い成果を出せると考えられているように思います。

実際にわたしも、より多様な背景を持った人々が集まるからこそ、様々な新しいアイデアや視点が生まれ、みんなにとってHappyな変化や成果が生まれやすくなると考えていました。

しかしこの本では多様性という言葉の一人歩きに一石を投じています。何が違うかという差違だけでなく、「何が同じか」ということにも注目すべきというのです。

生物学的な観点で見ると、ヒトは誰もが99.9%同じでありごくごく同質です。しかし、同質だからこそ、見た目、性格、体質などの「多様性」を認識できます。一方で遺伝子的にも全く違う、動物や虫などを含めることは単にバラバラなものを集めることになり、多様性とは言えないと本書では説明されています。

だからこそ例えば組織では、単に雑多な人をかき集めるのではなく、「理念や目的に共感している」という同質性を前提としながら、様々な才能や魅力を持った人が集まることが重要とのこと。

Hachi
Hachi

何でもかんでも、受け入れるのが良いということではないのですね!

確かに、多様性が大事とは言いつつも、例えば犯罪を犯すような人は認められないのは誰もが分かっていることですよね。一方で私はこれまで、ダイバーシティを重視し、多様な人を受け入れることとの線引きがうまく説明できていませんでした。この本を読んで、なぜ犯罪者は「多様性」として認められないのかが少し言語化できるようになったように思います。

覚悟を決めている人は葛藤しない

これも、本書を読む中でとても印象に残った部分です。

本の中で生命の原則として、長期的視点で物事を見たり、広い空間的視野を持つことが難しいことが説明されています。だからこそ、意識して時間的・空間的にフォーカスするポイントを自分自身で決めることが重要であり、そのひとつの事例として「過去の決定に対する葛藤」について書かれています。


私たちは日々、不確定な未来について意思決定をしなければなりません。時には「この決断で良かったのかな」と振り返って葛藤してしまうこともありますよね。しかし、高橋さんは「目指したいものについて覚悟を決めている人は葛藤しない」と説明しています。

つまり、目の前の「決断」という短い時間軸で物事を見つめるために、後になって実際に不確定な未来に到達したときに「葛藤」が生まれ、決断の時点で長期的な視点で、未来にまで「覚悟」をもって決断することで葛藤が生まれるのを抑えることができるということと私は理解しました。

Hachi
Hachi

ふ、ふかい!!

悩んでいるときって、どうしても今の「悩み」の状態から抜け出したくて、今ある情報・条件で物事を諮って意思決定をしてしまうのですが、それでは結局また迷ってしまうのですね、、、。
これは耳が痛いですが、大きな決断のときに「葛藤しない!」の覚悟を持つということは心にとめておきたいなと思いました。

まとめ

いかがだったでしょうか。
読書は大好きですが、書評のような感想文のような、おすすめのような、、、
文書を書くのは慣れなくて、お見苦しい文章で恐縮です。

でも、生命科学を私たちの人生に、社会活動にどう生かすかという新たな視点をもたらしてくれる良書だと思いますので、これをきっかけにお手に取ってくださる方がいらっしゃったら嬉しいです。
(ぜひ感想のシェアもお待ちしております!!)

最後までお付き合いいただきありがとうございました!
また次の記事でお会い出来たら嬉しいです☺

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